「中学受験の勉強に集中できない…」
ADHDなど発達凸凹のある小学生のお子さんの場合、そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
わが家もまさにそうでした。
息子はADHDの診断を受けており、集中力がない・計算ミスが多い・長文読解が苦手・やるべきタスクを後回しにするといったさまざまな課題に悩まされてきました。
そこで中学受験を1年後に控えた小6の2月から、医師に勧められたコンサータの服用を決意。
この記事では、コンサータの効果と副作用のリアルな体験と、薬以外で取り入れた集中力アップの工夫をご紹介します。
コンサータを服用するまでの道のり
最初に試したのはインチュニブ、その次にストラテラというADHD治療薬でした。
でもどちらも副作用ばかりが目立ち、肝心の学習への効果は感じられず…。
中学受験が迫ってくる中「なんとしてでも子どもに合う薬を見つけたい」という思いで、最後の選択肢であったコンサータの服用を決めました。
コンサータの効果|少し集中力が上がった?
コンサータは18mgからスタートし、2週間ごとに9mgずつ増量。
なかなか効果を感じられませんでしが、45mgを超えた頃から
・朝、時間を気にして自分で準備をができるようになった
・学校から帰宅後、すぐに着替えをするようになった
というような変化が見られました。
期待していた集中力に関しては「ちょっと集中時間が増えたような?どうかな?」くらいのように思いました。
効果と副作用との間で悩む
効果は少し出てきたものの、今度はコンサータの副作用もしっかりでてきました。
・食欲不振:気持ち悪くて給食があまり食べらない日も
・寝つきにくさ:0時を過ぎても眠れない日もある
・夕方以降の疲労感:薬が切れてきた夕方以降に疲れが見られる
親としては、効果に対して副作用がきついように感じました。
「この副作用を抱えてまで、飲み続けていいの?」
「副作用がつらそうでかわいそう」
そんな思いもあり、何度かコンサータをやめようかと言ったこともありました。
でも子どもは、「しんどいのは我慢できる。効果あるから飲みたい。」と意志が強く、すすんで飲み続けています。
ときどき飲み忘れる日もありますが、その日は集中できなかったり授業中に眠かったりするそうで、ある程度の効果はあるみたいです。
ただ親としてはコンサータに賭けていたような気持ちもあったので、期待ほどじゃなかったな…というのが正直なところでした。
薬以外で成績アップのために考えたこと
コンサータで思っていたほどの効果が見られないなら「環境を整えるしかない」と考え、次は家庭でできる限りの工夫を考えようと全力を注ぎました。
すると、薬以上に目に見える効果が徐々にあらわれたのです。
特に効果が感じられたのは以下の4つの工夫です。
①タスクの見える化:ゴールの設定
ADHDっ子は見通しが立たないことが苦手。その結果、やるべきことを後回しにしがちです。
そこで取り入れたのが「タスクの見える化」でした。
・紙に1日のタスクを細かく書き出し
・終わったら赤ペンで線を引いて消させる
息子にはこの「ゲーム感覚」がすごくハマりました。
やることが視覚化されていると子どもにとってゴールがハッキリし、集中スイッチが入りやすくなります。
②ノイズキャンセリングイヤホン:雑音をシャットアウト
ADHDっ子にとって、音の刺激はとても大きいです。
そこで耳栓、イヤーマフ、LOOPと色々試し、最終的にバツグンに効果があったのがノイズキャンセリングイヤホン。
・周囲の雑音がほとんど聞こえなくなり
・子ども自身が「自分の世界」に入ること
ができるようになりました。
後ろから見ていても「今集中しているんだ!」というオーラが分かるほどで、驚くほどの効果を感じました。
③バランスイージー(椅子):姿勢の安定
ADHD傾向の子は姿勢が崩れやすく、それだけで集中が切れることも。
うちの子もすぐに机に寝そべる姿勢になったり、長い間座っていられずソワソワ、ウロウロすることが多かったです。
そこで試したのが「バランスイージー」という椅子。
・足が地面につかないので立ち上がりにくい
・背筋が自然と伸びる造りで体幹が安定する
・おしりに体重があまりかからないので長時間座っていても疲れにくい
これらが他の椅子にはない特徴で、それまでがウソのように落ち着いて机に向かえるようになりました。
バランスイージーのレビュー記事も書いています。
④DHAサプリ:思い込みでも効果あり
あとは、DHAサプリを取り入れてみました。
DHAサプリは集中力や記憶力のアップに効果があると言われています。
サプリは薬ではないので、私としては気休めのような気持ちで買いましたが、本人は「サプリとコンサータでダブルで効いてる!」と思っています。
プラセボ効果(思い込みの効果)かもしれないですが、それでも十分だと思っています。
臭いがなく、子どもでも飲みやすい大きさのものを買っています。
まとめ:子どもに合ったやり方はきっと見つかる
コンサータに期待していたけれど、わが家では「劇的に変わった!!」というほどの効果は見られませんでした。
でもそのあと環境を整えたことで、子どもは集中力を身につけていき、自信にもつながったようです。
ADHDの子どもたちにとって必要なのは「子どもに合ったやり方を見つけてあげること」だと思います。
薬がぴったり合う子もいれば、環境の工夫でぐっと力を発揮する子もいます。
どんな子にも、きっとその子らしいやり方があります。
あきらめずに試していけばきっと見つかるはずですし、それは子どもにとって一生ものの宝物になるはずです。
わが家の経験が少しでも参考になればうれしいです。


